1974-11-26 第73回国会 参議院 決算委員会 閉会後第13号
国際的にもいわゆるペーパーカンパニーといわれるものがOECDでもアメリカでも問題になっておりますし、アメリカではドノバン対パーテル事件というのがあって、これは土地不動産業者がちょうど田中首相と同じようにこういう幽霊土地会社をたくさんつくったということがありました。
国際的にもいわゆるペーパーカンパニーといわれるものがOECDでもアメリカでも問題になっておりますし、アメリカではドノバン対パーテル事件というのがあって、これは土地不動産業者がちょうど田中首相と同じようにこういう幽霊土地会社をたくさんつくったということがありました。
申し上げませんけれども、しかし問題になっているのは、幽霊土地の転売、大口架空寄付、優先入学前提の寄付、多額の使途不明金、これは贈賄、供応、政治家工作、事務員の横領等が今日あがっておるようですね。これは不認可になりましたけれども、しかしこれがいま警察にあがっているようなものがはたして皆さんの調査でどこまでわかっておっただろうか。
○吉田(賢)委員 ですから、国有財産台帳に載っておるから実在しておるんだということでありますが、台帳にあっても実在しない幽霊土地があることがあり得るので、今回のような事件が起こるのではないかと思われますので、この際聞いたのでございます。台帳に載っておるからそれはそれでいいじゃないかというなら、別に質問も何も要らぬのです。
第一、從來の供出制度のもつ大きな欠陷といわれたところの杜撰なる面積統計、隠れ反別などに対する基本的な解決なくして、すなわち、耕作面積の確定、地形、地力等々の実態調査なくして、一体何を基礎にして科学的生産計画を樹立しようとするのであるか、幽霊人口、幽霊土地を放任したまま、一体いかにして言うところの公正かつ計画的なる農業生産の調整を期し得るのであるか。